朴慶植氏は、朝鮮近代現代史・在日朝鮮人史についての研究家で、収集された在日朝鮮人史・朝鮮史関係の資料をもとに「在日同胞歴史資料館」の設立を計画されていましたが、1998年2月に交通事故で急逝されました。膨大な資料が遺され、散逸の危機を迎えましたが、1998年度から2001年度にかけて本学がその一部を譲り受けました。また、残る大部分についても、本学人間文化学部の姜徳相教授の仲介によりご遺族から一括してご寄贈いただき、散逸することなく本学で所蔵することとなりました。その資料群は段ボール箱およそ1,300箱という膨大な量であり、現在、整備を終えた資料から順次閲覧ができます。
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朴慶植氏プロフィール
1922年 韓国慶尚北道生まれ 作家 専門は朝鮮近・現代史
1929年 日本に渡る
1949年 東洋大学文学部史学科卒業 卒業後、1970年まで東京朝鮮中・高級学校および朝鮮大学校で教員として勤務、
のち「季刊三千里」編集委員、アジア問題研究所代表となり、朝鮮近・現代史研究に従事
1965年 『朝鮮人強制連行の記録』を刊行 在日朝鮮人の戦前の状況を報告し日本人に衝撃を与えた
1998年 東京調布市で交通事故のため逝去
〔主な著書〕
『朝鮮人強制連行の記録』(未来社 1965年)
『日本帝国主義の朝鮮支配』上・下(青木書店 1973年)
『朝鮮三・一独立運動』(平凡社 1976年)
『在日朝鮮人-私の青春』(三一書房 1981年)
『天皇制国家と在日朝鮮人』(社会評論社 1976年)
『在日朝鮮人運動史』(三一書房 1979年)
『解放後在日朝鮮人運動史』(三一書房 1989年)
〔主な編書〕
『在日朝鮮人関係資料集成』全5巻(三一書房 1975-1976年)
『在日朝鮮人関係資料集成』戦後編全10巻(不二出版 2000-2001年)
『朝鮮問題資料叢書』全16巻(アジア問題研究所 1982-1991年)
(『現代韓国人名録』日外アソシエーツ1993年刊より)
<目録>
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