姜在彦氏は朴慶植氏とならぶ先駆的在日朝鮮人歴史家です。歴史家として仕事をする中で収集された姜氏の蔵書の大半を、当時本学人間文化学部の教授であった姜徳相氏の仲介により、平成12年度から平成16年度にかけて譲り受けました。姜在彦文庫の資料は、朴慶植文庫との重複が少なく、両文庫を兼ね備えることにより、朝鮮近現代史・日朝関係史を網羅することができます。
姜在彦氏プロフィール
1926年 韓国済州島済州市生まれ 専門は朝鮮近代史、現代思想史
1968年まで在日朝鮮人運動に携わった後、学究の道へ
1971-81年 京都大学人文科学研究所研究員
1975-87年 「季刊三千里」編集委員
1981年 京都大学で文学博士号を取得
1984年まで京都大学、大阪市立大学、関西大学各講師を歴任
1984-2000年 花園大学嘱託教授
1989年 「季刊青丘」編集委員
1993年 第1回海外同胞賞を受賞
2001-06年 花園大学客員教授
2017年11月19日 逝去
〔主な著書〕
『朝鮮近代史研究』(日本評論社 1970年)
『朝鮮の開化思想』(岩波書店 1970年)
『玄海灘に架けた歴史』(朝日文庫 1993年)
『西洋と朝鮮-その異文化格闘の歴史』(文芸春秋 1993年)
『姜在彦著作選』全5巻(明石書店 1996年)
『朝鮮儒教の二千年』(朝日選書 2001年)
『朝鮮通信使がみた日本』(明石書店 2002年)
〔主な編書〕
『近代朝鮮の社会と思想』(未来社 1981年)
『植民地期朝鮮の社会と抵抗』(未来社 1982年)
(『現代韓国人名録』日外アソシエーツ1993年刊より)
<目録は準備中です>
姜在彦文庫目録_図書(OPACで検索できます)
姜在彦文庫目録_雑誌(OPACで検索できます)
▶▶ 旧サイト「コレクション資料」は こちら