陳徳勝（チン・トクショウ）氏は1919年1月に日本で出生、福建省福州市で学業を修め、1935年に再来日し日本大学を卒業されました。戦後は関西華僑商会や神戸華僑協会聯誼会の設立に尽力され、中華書店神戸分店を開設されました。
生前、日中の文化交流に尽力された陳徳勝氏は、華僑同士のルートで収集した文化大革命当時の書籍や雑誌、日中国交回復前の日本で発刊された中国・アジアに関する書籍約２万冊および新聞などを、中国資料館、中華書店神戸分店で所蔵されていました。しかし、平成７年１月17日に発生した阪神・淡路大震災で、資料を保存していた建物が大きな被害を受け、以後の保存維持が困難となり、ご遺族から朝日新聞大阪本社編集委員高橋徹氏を通じ、本学人間文化学部 菅谷文則教授を介して本学に寄贈されました。当該資料の大部分は、文化大革命当時の入手困難な時期の発行資料であり、また中国とアジアとの交流を主題とした資料が中心であることから、本学の貴重な文庫となっています。
なお、平成19年には、本学 菅谷文則教授(当時)により陳コレクションの冊子体目録が刊行されました。
陳徳勝コレクション目録_図書_000～399（OPACで検索できます）
陳徳勝コレクション目録_図書_400～999（OPACで検索できます）
陳徳勝コレクション目録_雑誌・新聞（OPACで検索できます）
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